ライターの仕事は孤独です。原稿を書きながらも「読む人に役立つ内容になっているのだろうか?」「クライアントが望む原稿になっているのだろか?」と悩んでいます。
なので、クライアントからのレスポンスが一番の励みになります。
海外駐在8年の元駐在妻という、みくりさんに、嬉しかった/嬉しいクライアントを教えてもらいました。
Webライターを始めて2年目に入りました。
少しずつですが案件が増えると共に、関わるクライアントさんも増えてきました。
Web上であっても、人と人のお付き合い。「言葉」を紡ぐライターである以上、直接会ってお話しするよりも、メールのやり取りの「言葉」には、何倍も気をつかっています。
クライアントさんは優しく丁寧な方ばかりですが、対応に男女の違いがあることに気づきました。
男性クライアントさんはとてもスマート
記事執筆のとりかかりまで、メールのやりとりや質問の返信などは、とても速くスマートに対応してくれます。
まるで人事部を思わせるような、テキパキとした無駄のない文面で、初心者にもわかりやすく説明してくれます。
そして、そこに一言優しい言葉が含まれていると、ライター魂が揺さぶられ、「良い記事書かせていただきます!」という気持ちにさせられます。
でも、納品したあとは、とてもアッサリ。
クレームがないことはライターにとって最高の賛辞に値するのですが、もう一言何かほしいな、と期待してしまうのです。
そして、「お返事来てないかな」と、何度もメールチェックをしてしまいます。
女性クライアントさんはフレンドリー
記事執筆まで、あまり細かい指示がないことが特徴です。
とにかく「執筆始めてみて、わからなくなったら、お気軽にご連絡ください。どんなことでもお答えします。いつでもどうぞ」とフレンドリーな対応をして頂けるので、とてもありがたいです。
そして納品後は、とても丁寧に何度もお礼を言ってくださる方が多いです。
記事の感想も細やかに述べてくれるので、私も達成感があります。仕事は完了し、「執筆させてもらえてよかったな」という気持ちで満たされます。よって、後追いのメールチェックなどはしないことが多いです。
この駆け引きって、もしかして恋?
男性クライアントさん、女性クライアントさん、どちらも真摯に向き合ってくれます。
しかし、こうしてみると、恋愛の駆け引きのように感じられてきました。
恋愛が始まり、恋愛を楽しみ、そして別れの時がくる。
ライターは、毎回クライアントさんと恋愛に似た感覚で駆け引きさせてもらっているんだと思うと、さらにクライアントさんとのやり取りが楽しみになってくるようです。
全てのクライアントさんにお伝えしたいことは、やはり感想を頂きたい、ということです。
どんな内容であれ、記事の感想や反応をいただけることが、ライターとして一番嬉しいものです。
それは恋愛も一緒ではないでしょうか?
「この時、嬉しかったな」など言われたら、その瞬間から恋が始まりそうです。
恐らくほとんどのライターは、自分の記事の反応を気にしています。
特に悪い反応を知らなければ、反省も出来なければ、成長もできません。逆を言えば、ライターは成長しにくい職種でもあるのです。
クライアントさんは今後ぜひ、記事納品後1回で良いので、記事の反応をライターにお知らせいただきたいです。そうすれば、世の中に更に良いライターが増えていきます。
特に男性クライアントさんから、感想メールが届いたら、私は舞い上がってしまうことでしょう!
男性クライアント、女性クライアントと意識したことはなかったのですが、「そういえば、そうかも」と思ってしまいました。
僕の場合、〈交通新聞〉で毎月、レギュラーで担当させて頂いている「MUSEUM発見伝」の担当編集者さんは女性なのですが、原稿を送ると必ず感想をメールしてくれます。
やはり、感想があると嬉しいものです。
「恋愛の駆け引き」かどうかはわかりませんが、「惚れてまうやろ~」は確かですね(笑)。
ただ、ライターがクライアントの「反応」を楽しみにしているように、クライアントもライターの「反応」を楽しみにしていると思います。
ライターがクライアントの「反応」が欲しいのなら、ライターからクライアントに対して「反応」することが大事、と考えさせられました。