駆け出しWebライターが嬉しかったクライアント。


 
ドラッグストアに10年以上勤務する福岡完毅さんは、自分の可能性を広げるためにライターの仕事を始めたそうです。
でも、すぐに厳しい世界だと知ったといいます。
そんな時に支えになったのが、クライアントの存在だったとのこと。
クライアントは単に、仕事のやり取りだけでなく、ライターと一緒に伴走してくれる存在。
「ビジネスだから、甘えは許さない」というお叱りはもっともですが、支えになって頂けると嬉しいものです。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によって世界は激変しました。
「不要不急」という言葉が世間を駆け巡り、仕事に行くことすら制限されているのをみると、人間にとってアイデンティティーともいえる「仕事」を否定されているようで、胸を締め付けられる思いです。
 
私はドラックストアーに勤めていますが、幸い私の「仕事」であるドラックストアー業界はまだ大丈夫でした。しかし、いつ「不要不急」扱いされるかは分かりません。これでは健全な精神状態を維持するのは難しいと思うようになりました。
「このままではダメだ。スキルを身につけて自分で稼ぐ力をつけなくてはいけない!」と奮起。副業としてWebライターを始めました。
なぜ、Webライターなのかというと、参入障壁も低く、手軽に稼げるだろうという浅はかな考えからでした。
 
しかし、いざ始めてみるとWebライターは甘い世界ではありませんでした。ギャラはなかなか上がりません。書けども書けども低単価に苦しみ消耗してしまいまいた。
 
それでも継続していくうちにスキルも上がり、クライアントからも自分のスキルが認められるようになりました。高評価を頂けるのは嬉しいもので前に進む原動力になります。
 
私が感謝しているクライアントの3つのポイントです。
1.自分の知識・知恵を評価してくれる。
2.厳しいフィードバックがあるが、おかげでスキルアップできる。
3.スキルが上がれば報酬を上げてくれる。
 

1.自分の知識・知恵を評価してくれる。

私は本業がドラッグストア勤務なので、医薬品・健康食品などの知識はもちろん、食事・運動・睡眠などの生活習慣に関する知識が豊富です。来店した予備知識のないお客様に伝わるよう、さまざまな情報提供をしてきた経験もあります。
そのお客様への対応をWebライターの仕事にも当てはめることで、クライアントから「科学的にも正しい方法を読者に分かりやすくまとめてくれて、良いコンテンツに仕上がりました!」と言われました。その時は「自分には本業以外でも活躍できる場所があるのだ」と実感できました。
 

2.厳しいフィードバックがあるが、おかげでスキルアップできる。

本業で案内を書くような経験はありましたが、Webとなると右も左も分かりません。
受注した当初は厳しいマニュアルや添削をディレクターから指示され、挫けそうにもなりました。
Webライティング、特にSEOライティングではキーワードを自然に記事に盛り込む必要があります。しかし受注当初は慣れていないので、キーワードを盛り込むと文章の流れがぎこちなくなったり、整合性がとれずに何度も修正指示を受けました。
正直、投げ出したい気持ちもありましたが、「いきなり上手くいくわけはない」と自分に言い聞かせ、勉強しながら書き直す経験を積み上げていきました。
すると、修正指摘も少なくなり、やがて一発で納品できるようになっていきました。そのことで自分の成長を実感しました。
他にもWebライティングは書籍などの紙媒体と違い、読者が簡単に離脱してしまいます。役に立つ情報を提供するのはもちろん、ストレスなく読み進められる文章を書く必要があるわけです。会社で文章を書いていた時には読んでもらえるのが当然だと思っていたのでカルチャーショックでした。
さまざまなサイトや書籍で勉強をゼロから始めました。その結果、「文字数が多いのにスムーズに読み進められる文章で助かります!」とクライアントに言っていただけた時には努力が報われた感動を体験しました。
新しいことに挑戦するというのは人生を豊かにしてくれますし、謙虚になり学ぶ楽しさを再認識させてくれました。
 

3.スキルが上がれば報酬を上げてくれる。

会社という組織だけで仕事をしていると理解できなかったのですが、Webライターという業界はスキルで報酬が決定します。テストライティングの段階では文字単価1.0円だった案件がありました。ところが、採用されてからは「質のいいコンテンツなので報酬を見直しました」と文字単価1.5円になり、鳥肌が立ちました。厳しいフィードバックに応えようと勉強を継続していたのが報われた瞬間でした。
やればやった分だけ報酬に反映されるのでこれからも勉強を続けようと思います。
 
以上が私のような駆け出しウェブライターが嬉しかったクライアントのポイント3つです。

嬉しかったクライアントでアンケートを取ると、決まって上記の3つのポイントが上がります。
駆け出しもベテランも関係はなく、嬉しいポイントは同じです。
なかでも嬉しいのは、報酬を上げてくれること、ですかね~(笑)
 


インタビュー記事はぜひ、プロのインタビューライターにご用命ください。